歯周病は動脈硬化を引き起こす!?【歯と全身疾患の関係(2)】
こんにちは。
鳳・高石・羽衣エリアで歯医者をお探しの皆さん、JR「富木駅」から徒歩10分、「鳳駅」から徒歩15分の【渡辺歯科医院】です。
歯周病は、お口の中だけの病気だと思っていませんか?
近年では、歯周病がさまざまな全身疾患と深い関わりがあることが多くの研究や調査によってわかっています。
歯周病菌は、歯ぐきの炎症部分から血管の中へ侵入し、血液の流れとともに全身を巡ることで、動脈硬化・心疾患・脳梗塞などの命にも関わる病気引き起こします。
今回は、歯周病菌の毒素が、血液の中にまわることで引き起こされる病気について解説します。
1.動脈硬化
動脈硬化とは、血管が硬くなり、弾力性が失われた状態を指します。
動脈硬化の要因は、ストレスや不適切な生活習慣が原因とされていましたが、歯周病も動脈硬化を引き起こす要因の一つとされています。
血液の中に侵入した歯周病菌は、血管の内側に炎症を起こしプラーク(粥状の脂肪性沈着物)を蓄積することで、血管壁が厚くなり動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化になると、血流が悪くなり酸素や養分を送ることができなくなってしまうため、脳血管疾患や心疾患などの深刻な病気を誘発する可能性があります。
2.心疾患
動脈硬化が進むと、血管が狭くなったり塞がってしまったりするため、血液の流れが悪くなることで狭心症や心筋梗塞などの病気を引き起こすことがあります。
3.脳梗塞
脳梗塞は、血管が詰まることで、その先の脳細胞に血流が行き渡らず、酸素や養分を送ることができなくなって障害が起きてしまった状態を指します。
歯周病の人は歯周病に罹患していない人にくらべて、2.8倍も脳梗塞になりやすいといわれています(参照:「お口は万病の元 (8020ブックレット)」8020推進財団)。
歯周病を治療し予防することと、生活習慣を見直すことは、全身の健康を維持するためにも重要なことです。
「ご家庭でのケア」と「歯科医院でのケア」をきちんと継続し、全身の健康につなげましょう。
当院では、事前に丁寧なカウンセリングを行っています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。